Life Cafe No.64
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レトロ建築に逢う三菱一号館写真で見る建物の歴史旧三菱一号館は、1894(明治27年)に竣工、19世紀後半の英国で流行しクイーン・アン様式を用いた煉瓦造地上三階地下一階建ての丸の内で最初のオフィスビルです。明治政府によって招聘され、鹿鳴館など重要な建築に多く携わっていた英国人建築家ジョサイア・コンドル氏による設計。当時の館内には三菱社の事務所のほか、階段でつながった三階建ての棟割の物件が一部事務所として貸し出されていました。この旧三菱一号館に始まり、丸の内には次々に煉瓦造のオフィスビルが建設され、その街並みは「一丁倫敦(いっちょうロンドン)」と呼ばれるようになりました。この建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されましたが、2009年、41年の時を経て、現在の三菱一号館は、コンドルの原設計に則って、旧三菱一号館と同じ地によみがえりました。床・柱・天井や照明・建具等・インテリアにいたるまで、当時に撮影されたと思われる写真の他、図面、保管部材から、可能な限り忠実に復元を目指しました。現在、明治期の銀行営業室は銀行時代のカウンターもそのままにカフェ・バーとして、元事務所は美術館として利用されています。ライトアップで浮かび上がる赤煉瓦ビルとそのやわらかで優しい炎のガス灯により、明治時代に想いを馳せつつ、幻想的な夜の丸の内をお楽しみいただけます。1894(明治27)年竣工当時昭和40年頃旧銀行営業室11
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