Life Cafe Vol.90
11/16

それともパンケーキ派あなたはトースト派!?完成+〉〉〉さくらの雫はるの詩みかんの雫花々の雫琥珀の輝き清夏の薫り一、内検する巣箱の中の点検です。病気をしていないか。女王蜂は産卵してるのか、その量はどのくらいか。花の状況も同時に確認します。3月4月5月6月7月8月9月養蜂に使われる西洋蜜蜂は、巣から身近でその時期に量が確保される栄養価の高い同じ花を好む習性があります。花の種類によって、巣箱を置く位置や採取する時期などを限定する事で、その土地、その時期ならではの個性的なハチミツになります。花蜜のままでは水分が多く、そのままでは蜂蜜ではありません。蜂が生活していけるだけの蜜を残して、巣箱から蜂蜜をとる時二、蜜を集める巣箱を拠点に2〜3kmの範囲で同じ花の蜜を集めてきます。どこに巣箱を置くかが重要。採蜜量や味に大きく影響します。三、熱処理について高熱を加えると栄養素の一部が失われてしまいます。自然のままの状態でなるべく熱をかけずにハチミツにします。季節の花に合わせ、蜂を引っ越しさせてハチミツを採蜜させます。 これを小転地養蜂(しょうてんちようほう)と言います。 たとえ同じ花が蜜源であったとしても味わいが異なります。 こちらの養蜂場では、このように種類分けをしています。期を見極めることは、細かい観察と経験による技術です。1種類の花の蜜を採取している「単花蜜」と、複数の花の蜜を採取している「百花蜜」の2つに分かれています。シンプルにトーストで「単花蜜」の違いを試すのも良し。贅沢にナッツやいちじくを漬けた「百花蜜」を合わせて、パンケーキにかけるのも捨てがたしです。考えただけでもにんまりしてしまいます。温度管理をしっかり行い(40℃〜45℃)ハチミツを溶かしてから瓶詰したら、生ハチミツのできあがりです。11単花蜜百花蜜ナッツミツバチの小さな体で一生懸命集めてきたハチミツは、1匹のミツバチの一生で小さじ1杯分。花の違いによって様々な味わいが楽しめ、食卓に彩りが生まれます。その貴重な蜜を大切に生ハチミツにします。採蜜カレンダー採蜜場所や採蜜日によってかわる味わい生ハチミツって、何がいいの!?生ハチミツができるまで

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る